564.小平熊野宮
所在地:東京都小平市仲町361
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 多摩北部、都心から程よい距離にある住宅都市、小平市に鎮座する熊野宮。西暦1704年、瑞穂町の式内社・阿豆左味天神社の摂社を、開拓の守護神として遷座させたことが起こり。
 小平は昔「逃水の里」と呼ばれ、川の水が通らなず人家もない荒れた土地でした。青梅街道を行き来する人々にとって、この辺りは補給地がない難所だったようです。そんな中で、ここにあった一本の榎の大樹は貴重な休息の地で、目印ともなっていました。上述の遷座の際に、この榎を神木として祠を建てています。現在その榎は枯木となっており、2代目も大正時代に倒木。しかし3代目となる樹齢約100年の孫木は、社殿裏手に今も残ります。
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 榎の大樹とは別に、拝殿前に聳える二本の夫婦欅。鳥居のごとく立つこの欅は、樹齢約300年程。夫婦神木は神社にはよく見られますが、参道の途中に、これだけの幅を残すのみというものは珍しいです。
564.小平熊野宮
 交通安全ステッカーは横長のシールタイプ。一面の朱色に、金の印字。中心には神社成立の由来となった榎の葉がデザインされています。