480.東圓寺
所在地:山梨県南都留郡忍野村忍草38
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 忍野八海に隣接する天台宗の寺院。比叡山延暦寺の末寺で、富士山における修行の場として、西暦810年頃に弘法大師空海が大日如来を安置したことが起こりとされます。建設当時は湖畑山南泉寺という名で、真言宗の寺院でした。江戸時代には富士山巡礼の起点として機能しており、山梨側から富士山に入山する場合、こちらで入山の証を発行してもらってから向かっていたようです。現在は、精進料理の作法、座禅や写経、写仏といった体験ができるとして訪れる人が多くなっています。
 神仏分離以前は、ここから南にある、503.忍野八海浅間神社の別当寺でした。忍野八海からは少し距離があり、そちらの神社からも若干離れているためか、参拝者が少な目で落ち着いて参拝ができました。
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 富士山は参道の右手側。残念ながら角度的に寺院の境内からは富士山が見えづらいです。むしろ参道を降りていった方がよく見えます。参道の富士桜は、春先にはライトアップされて綺麗だとか。
480.東円寺
 交通安全ステッカーは、この辺りの寺社仏閣の特権、富士山型のマグネットタイプ。こちらは赤富士バージョンですが、同じデザインでオーソドックスな青色バージョンもありました。