479.小網神社
所在地:東京都中央区日本橋小網町16ー23
IMG_9210 IMG_9205
 日本橋地区の中で、日本橋川東岸側の人形町方面を小網町と呼び、こちらはその地名の由来となった神社です。商業の中心地日本橋とあって、周辺は高いビルが多く、隙間に挟まれた形で鎮座しています。お守りの豊富さや、小さい境内ながら銭洗い弁天や日本橋七福神といった見どころもあり、強運に御利益があるとされることから、いつも参拝者が多く賑わっている印象です。
 西暦1466年、病が流行した際に、網師(漁師)が海上で網にかかった稲穂を持って萬福庵という観世音と弁財天とを安置する庵を訪れたことが起源。庵の開基、恵心僧都が当時の庵主の夢枕にて、この網師を稲荷大神として祀ることで病が治まるとのお告げをし、神社を創建したといいます。当時の江戸の領主、太田道灌公もその御利益を聞き参拝したとされ、「小網山稲荷院萬福寿寺」と名付け、地名の由来となりました。もともとの庵も観世音と弁財天ですので、長年寺院としての側面が強かったようですが、神仏離合の際に小網稲荷神社として成立。日本橋地区では、唯一の戦前から残る木造建築となっており、歴史的にも貴重な一社です。
479.小網神社
 交通安全ステッカーは、樹脂盛り円形シールタイプ。青や朱は多いですが、紫は珍しい気がします。小網神社の授与品には「ススキで作られたミミズクのお守り」があり、そのミミズクがデザインされています。可愛らしいステッカー。