733.衣羽神社
所在地:広島県広島市中区江波南1ー26ー9
広電江波線の終着駅である江波駅から、海に向かって南下し、住宅街の狭い路地を抜けた先に鎮座する神社。参道入り口辺りには海の香りが漂っていました。
鎮座地の江波は、かつて「江波島」という島でした。漁業用の餌が良く採れ、魚が豊富であったことから「餌場」が転じたと考えられています。江戸時代から始まった埋め立て事業によって、明治時代には陸続きとなりました。かつては島の守り神だったと思われます。創建年代は不詳ですが、平安時代後期の「安芸国神名帳」には衣羽神社と思しき記述があります。地名と同じ「江波」明神と呼ばれた時代もありますが、明治時代には現在の「衣羽」に社名が変わっています。
石段を上った先に拝殿があります。漁師町の神社には猫がよく見られます。こちらの猫たちは、餌も与えられており、そこそこ人慣れしていました。
交通安全ステッカーは楕円形のシールタイプ。字が小さめで、海沿いの神社らしく、青の面積が広いステッカーです。